久しぶりに風邪をひいた。考えてみると、2年に一度くらいの頻度でひいている。
直接の原因は電車内の冷房の効きすぎだ。半袖で薄着の人なら誰もが「寒い」と感じるような強風を30分近くも浴び続けることになった。
(これ自体、ちょっと由々しい問題なので、鉄道会社になんとかしてもらいたい。)
少し疲れて免疫力が落ちていたところに、このことが重なったからだろう、次の日(今週の火曜日)の朝から喉が痛くなり、そのせいで、時々ひどく咳き込むようになり(痰がつまる感じ)、徐々に熱が上がってくるのがわかった。
熱が出てくると体の節々が(特に肩のあたりが)ズキズキし出して、身体全体が重くてだるい感じになる。「ああ、リンパ節で免疫細胞が頑張っているのだな」と思わせられる。
私はこれがほんとうに苦手で、読んだり書いたりはもとより、すべての作業を放り出し、予定も全てキャンセルしたくなる。
体温を測ってみると38.2度まで上がっていたが(たぶんこれがピーク)、「たいしたことないのでは?」と思う人もいるかもしれないが、そこはかなり個人差があるのではないだろうか。
「喉→多少の咳→発熱」のパターンは小さい時から一貫している。例外は一度だけかかったノロウイルスでの場合で、このときはこの時は39度を超えていて、全身にガチガチと震えがきて、それこそ悲惨な目にあった。
火曜日に事務局の女性が事務所に来て作業してもらったのだが、風邪をうつすとまずいと思ったので、夕方5時まで勤務するところを午後2時で切り上げてもらった(実際は私が「ボ~」としているのをその女性が察して、「早く切り上げましょう」と申し出てくださった)。その日の夕方と水曜日の朝が一番辛かったが、とにかく、胸と喉に外からメンソレータムをぬりたくり、喉をうがいするたびに粉末の龍角散を喉に放り込み、ひたすら横になる。節々が痛むので、よく眠れないが、そんなことも気にしてはおれない、とにかく何もしないで、ボーと横になるしかないのだ。
時々、作家の伝記などを読むと、ガンなどで死期が近いのに、ベットで歯を食いしばって死ぬ直前まで執筆に最後の力を振り絞る、という壮絶なシーンが出てくることがあるが―例えば絶筆に終わった『天皇の世紀』を書いた大佛次郎―ちょっと発熱するだけで、「ボ~として何もできない」状態になる私には、どうひっくりかえっても、そんな真似はできそうもない。
昨日水曜日は2つのオンラインの会合(昼過ぎ)と講座(夕方)をかかえていたが、それを乗り切るのが精一杯。その間も、その後も、ひたすら横になっていた。幸い、本日木曜日はちょっと持ち直して、快方に向かっている。


