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『鉄腕ガール』が面白かった

久しぶりに長編漫画の一気読みをしてしまった。 『鉄腕ガール』(高橋ツトム、講談社漫画文庫、全5巻)である。 市民研の古本市に(どれでも1冊100円で)出品されていた漫画だったが、「野球漫画か……」とあまり食指が動かされないままに、最初のペー...
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ラリー・ゴニックという異才

漫画による学習書あるいは入門書は、戦後各国でいろいろな分野のものがかなりたくさん作られてきたように思う。私も、韓国、フランス、米国など数えてみれば数カ国の言語でその原著が書かれた、学習漫画(ただし「学習」でないノンフィクション漫画を含む)を...
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エッセイ・ルポ漫画の可能性

ふだん漫画を読まない人でも、漫画が物語・フィクション以外の領域で、単にイラストとしてでなく、いろいろな役割を担った表現手段になっていることは承知しているだろう。 かく言う私も、小学生の頃に手にして、今ではタイトルも出版社もまったく思い出せな...
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カステルヌオーヴォ=テデスコを聴く

新譜として出た、カステルヌオーヴォ=テデスコの弦楽四重奏曲(全3曲)を聴いて、心がなごんだ。素朴でおだやかで、田舎の雑木林や田園のなかを自転車をこぎながら風に吹かれているような爽やかさがある。多くの人がそうであると思われるが、私もまた「ギタ...
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『神奈川大学評論』のこと

今日、『神奈川大学評論』という雑誌の最新号が届いた(通巻105号、年に3回発行)。 私は先だってこの雑誌の定期購読を決め、年間購読料2800円を支払ったのだが、なんと編集部から「著者には1年分は無償でお送りします」との連絡をいただいた。なの...