2024-07

科学と社会

心に突きささる人形アニメ『Save Ralph』

これほど痛烈な皮肉が効いた作品を観るのは久々だと言える。観終わって、誰もがしばし、うなだれざるを得ないだろう……。 動物実験の問題性を訴えるために、動物福祉団体「ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(HSI)」が制作した、4分ほ...
科学

ユニークな物理学入門書

世の中には、思いもよらないユニークな科学の入門書があるものだなと思わされた、最近の例を紹介する。 ある大学で学会が開かれた際に、昼食時に外食するために出かけようとして、学生がたむろするラウンジ―その日は土曜日だったので閑散としていたが―の横...
生活

この夏の危険な天候……

この土曜日曜は気温・大気の激変にみまわれ、慌てふためいた方も多いだろう。 土曜日は昼過ぎに、家から歩きと電車で30分ほどのところにある会場に赴き、ある集会(リニア中央新幹線問題)に参加した。屋外が非常に暑かったから、室内で冷房を効かせるのは...
NPO

東京タワーの電波計測の思い出

東京タワーは、市民科学研究室での調査で明確なオリジナルの結果を出すことのできた調査対象として、非常に思い出深い存在です。 半年間をかけて、半径2キロ内の約400箇所で電波の強度を克明に測って、その分布と特性を明らかにした、というものでした。...
NPO

離れていく人

会員を募ってその方々に会費をいただきながら成り立っているどんな組織でも、会員の入れ替わりがあるのは当然のことであろう。 新しく入会する人は、当然のことながら、何らかの期待をもって入会することになるから、会の活動がその期待に沿わないものであっ...
NPO

エコタンク型インクジェットプリンターのこと

印刷機の話には続きがある。 市民科学研究室の事務所には、業務用のコピー機―よく会社のオフィスやコンビニエンスストアなどに置いている機器―は置いていない。モノクロでA4までの大きさでしかも枚数が50枚以上を印刷するとなると、リソグラフを使って...
NPO

リソグラフのこと

市民研の事務所は、2003年から本郷、2010年から千駄木、2017年から湯島、と文京区内で移り変わってきた。事務所の敷地面積も少しずつ大きくなり、湯島の今の事務所はちょうど50平米だ。(事務所の場所の変遷については次の資料を参照「ひと目で...
環境

LEDの眩しい光をなんとかしてくれ

LEDの光のせいであわやのところで交通事故に遭いそうになった、と言えば、どれくらいの人が、「それ、わかるよ」と思ってくれるだろうか。 自宅からほど近いところに、よく利用するちょっと大きめのスーパーマーケットがあり、日暮れ時にそこに買い物に出...
生活

5度目の正直、にならなかった帽子の話

愛用の帽子をまたしても失くしそうになった。 湯島駅を出たところで帽子をどこかに落としたことに気づき、次の予定が迫っていたので、とりあえず連れ合いに電話して落胆の声で「またやってしまったよ」と今日の乗車の様子を簡単に伝えて、電話を切った。内心...
省察

選挙するのに不要なもの

選挙のたびに思うことがある。 選挙カーで、スピーカーでがなり立てながら自分への投票を候補者本人や「ウグイス嬢」が連呼すること。候補者のポスターがずらりと並んだ立て看板(掲示板)。 これらはもういらないのではないか。 昔あった「電話帳」が姿を...