名簿から消すということ

NPO

名簿や名刺を整理していて一番辛いのは、お亡くなりになった方々の名前を目にする時だ。

あたり前のことだが、自分が年をとるとともに、自分の友人・知人も年をとるわけだから、その中で亡くなる方の数も次第に増えてくる。

長年市民科学研究室の会員でいらしてくださった方々や、そうでなくても市民科学研究室の活動でいろいろお世話になった方々のなかに、ここ2年ほどの間に訃報を受け取ることになった方が10名以上いらした。

名簿ファイルでそうした方々にのお名前にたどり着くと、しばし黙祷して、その方の「セル」を消去しているが、その数がそれなりに多いと、どうしても気持ちが沈んでしまう。

亡くなられたことをこちらが知らないために名簿にお名前をそのまま載せている方々はもっと多いだろう……。

「死を迎えることへの準備は、お前はできているのか」と問いかけられているようでもあり、辛い作業となっている。

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