AIをどれくらい使うか

時事問題

巨大データセンターの問題を取り上げた番組のことで、Yさんが市民科学研究室MLに感想を送ってくださった。AIをどれくらい使っているか……この問題に一人ひとりが自覚的になることが、大事な事柄のひとつだと思われる。私自身は「対話型の生成AI」(例えばChatGPT)はせいぜい2日か3日に一度くらいしか使っていない。

確かに、何かを調べていて、ウェブ上の関連情報を”もれなく”(を目指して)探っていくのには、かなり時間がかかることなので、このAIを使えば、作業が非常に楽になることは間違いない。が、拾ってくれたものがどれくらい”使える”(つまり、自分なりに納得のできる確からしい情報であるかは、また、改めて検討しなければならないことが多く、そのままコピペすればよいという感じをあまり持てないので、「劇的に楽になった」とは思えないのだ。

現にこれまで、「なんていい加減な(それらしい体裁を整えてはいるが、おかしな誤りを含んだ)回答をするんだろう」「なんだか凡庸でつまらない回答だな」と思わされたことがしばしばあったから、あまり信用しない、という気持ちが根底にある。だから積極的にバンバン使おうとしないのだと思う。

以下のワークショップでも、テーマの一つとして、「AIが出てくれば図書館司書はいらなくなるか?」といったことを皆で議論したが、「いやいやとてもそんな状況じゃないでしょう」「下手に利用するとかえって変なことになりかねない」という感じが司書さんの間にはあるように感じた。

司書さんを対象にした「レファレンス技術をみがくためのワークショップ」を実施(2025年10月18日)
https://www.shiminkagaku.org/cseduca_ws_20251018_report/

今後の注目点の一つは、AI機能を搭載した機器が当たり前になり、そのせいで、余計な電力消費がトータルで増えることだと思われる。「そんな機能はいらない」と思える場合は、困ってしまう。例えば、冷蔵庫に「AIが自動的に見張っていて、中に入れた食材・食品があと何日で美味しくなくなるか、腐ってしまうかを知らせてくれる」なんていうのが出てきているらしいのだが、そんな余計な機能は御免被りたい。ヒトがバカになるだけだと思う。始めからそうしたAI機能をOFFにできるように設計すべきだろう。

AIとの付き合い方については非常に幅の広い議論が必要になりそうだ。市民研で今後、そうしたことを論じる機会を設けてみるのも大事だろう。毎週金曜日に開いている企画会議で、この件、検討したいと思う。

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