本の話

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世界文学の名作の子ども向けリライトのこと

もし、『ガリバー旅行記』や『ドン・キホーテ』や『西遊記』など、数多ある世界文学の名作のそれぞれについて、いったい何人くらいの人に読まれてきたか、その移り変わりを数字で出すことができたとすると、なかなか興味深い結果がみえるだろう。ただ、「子供...
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魯迅と今の中国

中国の文学者である魯迅がもし生きていたら、今の中国をどう観て、どう語るだろうか。中国共産党は魯迅を「革命の聖人」と祭り上げてきたが、魯迅がそれを喜んで受け入れるとはとても思えない。権力や「正しい人」や奴隷的精神に魯迅ほど鋭い刃を向けた文学者...
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『全集 樋口一葉』を手にして

もしあなたが日本の近代文学が好きで、古書店で安い値段で見つけたら、買っておくといいかな、と思える本の一つが、『全集 樋口一葉』という小学館の4巻本である(そのうちの3巻が小説と日記にあてられている)。文語文をすらすらと読めるようになるには、...
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開高健のエッセイ

最近、偶然に手にすることが続いたせいで、立て続けに開高健のエッセイ集と対談集を数冊読むこととなった。 大阪出身の著名な作家は何人もいるが、これほど、気取らず、鋭く、かつ多方面に渡って書きまくった作家は珍しいのではないか。同じ大阪人として、思...