文学 高田敏子の詩と三善晃の音楽 私の好きなラジオ番組の一つに、NHKFMの「ビバ!合唱」がある。 古い録音になるが、「合唱で聴く詩人の世界(11)~高田敏子」と題した回があった(2022年4月23日)。私は三善晃の合唱曲に長年ずっと親しんできたので、この詩人の名前はうんと... 2024.06.27 文学音楽
文学 福永武彦・訳の『古事記』 『古事記』は言うまでもなく日本最古の書物だが、それを読み通した人はどれくらいいるのだろう?最初から原文で読み通した人は、まずいないと思われるから、何らかの現代語訳の本から入ることになるはずだ。古代史や神話に特別な興味がなければ、たとえ重要な... 2024.06.11 文学
文学 田中綾『書棚から歌を』 田中綾『書棚から歌を』(深夜叢書社2015)を読んだ。これは素晴らしい本だ。これは一気読みしてはならない本で、一日2頁か4頁くらいがいい。「短歌が引用されている本」のブックガイドなのだが、見開き2頁で1冊を取り上げて紹介し論じる、そのページ... 2024.05.28 文学
文学 「未読会」のすすめ インドの『マハーバーラタ』や『ラーマーヤナ』は言うに及ばず、『アラビアンナイト』にしろ、中国四大奇書(『三国志演義』、『水滸伝』、『西遊記』、『金瓶梅』あるいは『紅楼夢』)にしろ、途方もなく長い物語が世の中にはいくつもある。日本だって『源氏... 2023.12.26 文学