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選挙するのに不要なもの

選挙のたびに思うことがある。 選挙カーで、スピーカーでがなり立てながら自分への投票を候補者本人や「ウグイス嬢」が連呼すること。候補者のポスターがずらりと並んだ立て看板(掲示板)。 これらはもういらないのではないか。 昔あった「電話帳」が姿を...
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「祈り」とは何だろうか

およそどのような宗教でも「祈り」は必ずあるように思われるが、どうだろうか?そして「祈り」とはいったい、どういう意味を持つ行為なのだろうか? キリスト教、イスラム教、ユダヤ教は唯一神に祈りを捧げる、代表的な有神論の宗教だ。この場合、祈りは神と...
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落ち着きのない世界

デジタル機器のために、世界がどんどん落ち着かなくなってきているのではないか―私はそう感じることが多い。その感覚からどうやって逃れることができるか、どうやって落ち着きを取り戻せるか、に悩んでいる、とも言える。 私が携帯電話・スマホを持たないで...
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満員電車に乗れない人

日本人の大人のほぼすべての人が経験したことがあって、その酷さに嫌気がさすものの、「誰もが我慢しているのだから……」と我慢して、あえて文句を言わない―そんな事象の典型的なものの一つが通勤ラッシュ時の満員電車であろう。平日の毎晩毎夕1時間ほども...
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科学的態度・生き方、というもの

科学的態度・生き方、というものがありそうだ。 それは科学の専門家であるかどうか、高度な科学の素養があるかどうか、にはほとんど関係がないように思える。 基本は、「どんな他人の意見・見解・学説……も鵜呑みにしない、疑ってかかる」ということ(整合...
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間違いを「隠す」学者

私がもっとも嫌いなことの一つは、学者であるにもかかわらず自分の非(専門家としての判断の間違い)が明らかになった場合に、そのことを自分自身で公表することもなく、まるでそんなことなどなかったかのように、これまで通り「先生」「先生」と崇められる環...
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10秒,60秒,360秒の法則

私が勝手に自分で「これは一種の法則だ」と思っていることの一つに、「10秒,60秒,360秒の法則」というのがある。 ある対象に出会って、「これは自分にとって意味がある、重要だ、美しい、……」と、その価値を判断するまでにかかる時間を考えてみる...
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天皇の代替わりの初日に ある親子三人の会話

この連休、私はテレビは全然見ていないのですが、本日たまたまある場所で、「朝日」「読売」「毎日」「日経」の四紙を同時に手にする機会があって、ざっと見てみましたが、第一面のコラム(「天声人語」など)で、天皇代替わりのことに触れていないのは、「朝...