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Content localization with AI Dubbing
どうだろう。AIでここまで来ているのか、と驚く方が多いのではないか。
少なくとも、私が多少はわかる英語、そしてそれより遥かに劣るが、わからなくはない独語、仏語に関して言うと、違和感がまったくない。俳優の口元の動きさえ、不自然さが残らない。
「吹き替え」という仕事が世の中から消えるのは時間の問題だという気がする。
もちろん、「刑事コロンボ」の小池朝雄さんのような、もうその独特の味わいなくしては日本語版は成立しない、というような稀な場合もあるだろう。でも、大半は、声優に支払うコストのことを考えれば、この「AI吹き替え」が業界を席巻していくだろうことは目に見えている。
「声」とういうものの価値をどう私たちはとらえていくか。改めてそのことが問われる世の中になってきたのだろう。