エコタンク型インクジェットプリンターのこと

NPO

印刷機の話には続きがある。

市民科学研究室の事務所には、業務用のコピー機―よく会社のオフィスやコンビニエンスストアなどに置いている機器―は置いていない。モノクロでA4までの大きさでしかも枚数が50枚以上を印刷するとなると、リソグラフを使っているが、それ以外では、いわゆる机の上に置いて印刷できる複合機を使っている。エコタンク搭載でA3カラーインクジェットで両面印刷ができるものだ。

湯島に事務所を移転した際(2017年)にそうした機能を備えたエプソンの初代のものを10万ほどで購入したのだが、耐用年数が5年(あるいは印刷枚数が10万ページ)となっているから、そろそろ寿命がくるかもしれない。エコタンク方式だから印刷コストはきわめて安く(カラーでも1円するかしないか)、昨年までは『市民研通信』をそれを使って自前で印刷した(今は郵送料を切り詰めることもっあって年1回発行の小冊子の『年報』に切り替えたので、「プリントパック」を利用している)。いつでも必要になった枚数を刷り増しできるのが自前印刷の大きなメリットだ。

今ではこのタイプの複合機も出た当初の半額ほどになってきているので、仮に買い替えるとしても、それほど大きな負担ではないように思う。

このエプソンの初代の機種は、私がいち早く買ったせいなのか、使い始めて1ヶ月ほどした時点で、エプソン本社から連絡が来て、モニターとして「使い勝手を教えて欲しい」とリクエストされた。それを了解したところ、わざわざ諏訪市にある技術研究所の所員の人たちが3名、市民研事務所に訪ねてこられ、小一時間ほどいろんな質問に答えたりした。なんと最後には、モニター謝礼ということで5000円までいただくことになった。

リソグラフとA3 両面カラー・エコタンク型インクジェット複合機の組み合わせは、印刷コストを抑えたいと考えるNPOなどにとっては、最強の味方になるのではないかと思っている。

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