1年に1度、かなり大がかりに、増えてしまった本の整理を行っている。量を減らすための処分そのものは随時行っているのだが、どこに何の本があるのかがすぐさまわかるように、本棚や段ボールにうまく押し込んで、取り出しやすいように並べる―この作業は、本がある一定量を超えるあたりから(どれくらいのスペースを割けるかにもよるが、2,3千冊程度からか?)、相当頭を使う作業になる。
私は次のようなルールを設けて整理を行っているが、分類と、その分類に応じて区分けしてできるいくつもの本の集合体と、それを収納するスペース(書棚、そして段ボールを使って机の下や棚の上などそこかしこにうまく押し込めそうなスペース)とをどう対応させるかが、非常に難しいのだ。
その対応具合を頭の中でシミュレーションしながら、うまく収まりそうにない時は分類方法に修正を加えたりもする。
例えば、文学関係の本なら
①文庫、新書、単行本というサイズによって
➁日本文学(古典作品、漢文作品、そしてそれ以外)と海外文学(これも地域別に分ける必要あり)で大別
③文学作品(韻文と散文に分ける)、評論・随筆・研究書で大別
④特定の作者の作品とその作者やその作品を論じた本をひとまとめにすること、つまり好きな作者つにいて自分なりの「全集」を作ってみること
⑤(今回やってみて成功したのだが)評論の類を「特定の作者・作品を論じたもの」とその枠には当てはまらない文学論に分けることもできる
という具合になると思う。
私は、書棚に並べようが、段ボールに詰めようが、とにかく本の背表紙だけは必ず見えるように収めることを鉄則としているので、さらに一工夫を要することになる。
朝9時から始めて、なんとか満足の行く収め方ができて、最後の掃除を済ませてみると、なんと夜の8時近くになっていた。
少なくともこの1年は今日たどり着いたこの配置で、スムーズにいそうな気がする。