1年間毎日続けてみたいこと

生活

年頭に、「今年は◯◯を達成してみたい」と目標のひとつやふたつは、誰しも立ててみるものではないだろうか。だが、友人や家族を前にその目標を宣言したはみたものの、うまく続けられず、1月も半ばくらいになると「三日坊主」の烙印を押される人も続出する―というのが世の習わしであるのだろう。

運動にしろ、語学にしろ、(長編や難解どころの)古典の読破にしろ、「毎日少しづつ」を休みなく続けることは、何かを身につける場合の基本の所作ということになると思うが、ただ単に「聴くだけ、観るだけ」とは違った能動性を発揮して初めて「身につく」ものである以上、集中と努力が求められる。なんとかがんばって続けていくなかで、予想外の面白さや、自身の能力の向上(「これまでできなかったことができるようになる、わかるようになる)」)を感得する充実感が、少しずつ生まれてくる。それが続けていくことの支えとなる。

あくまで一般論だが、ある程度続けてみないと、「続けていきやすくなる」ことが実感できないものだから、数回から1ヶ月ほどで退却してしまうと、向かう対象の「難しさ」と自分自身の「能力や意志力のなさ」の印象が、自分に刻まれてしまうだけになってしまう。

はやり大事なのは、「それが達成できることが自分にとってどんなに素敵なことか」と思う気持ちの強さであり、また、毎日無理なくすすめられる(というより、ほんのちょっぴりの無理を入れ込む)という進め方の匙加減・采配ではないだろうか。

私はここでは具体的に明かさないが、長年ずっと達成してみたいと思っていることが多々あって、そのうちのいくつかを今年の目標に組み込んでいる。毎日少しずつ(20分程度?)続けて、1年でどれくらいまで行けるか、実験するつもりで、取り組んでみようと思う。例えばそのうちの2つは――
・50種類の鳥の声を聞き分けられるようになりたい
(1週に1種類の鳥についていろいろ調べて馴染むようにする)
・ある作家の主だった小説を年代順に通読する(原語は読めないので英訳を使って、日本語訳があるものはそれも照らし合わせて、1ヶ月に1作品のペースで)

◆今日のおすすめ
鳥の声を聞き分けられるようになりたい理由の一つが、音楽のなかで鳥の声がどう使われているかをしっかりと把握したいからだ。その手がかりになる本が次の一冊。野鳥の囀り(30数種類を取り上げている)がどうクラシック音楽に取り込まれ生かされてきたかを探った、まったく類例のない本だと言える。ご著者は急死なさって、ご遺族がまとめた本のようだ。古書でも手に入り難いと思われる。
『鳥の音楽館』(山田雅啓・著 制作:音楽之友社1996)

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