VHSで撮りためたものを

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市民科学研究室が市民科学研究室と名乗り始めた時期くらいから、テレビ番組の録画は「録画用CD」を用いるようになったと思うが―それがしばらくしてDVDに、さらに今はブルーレイディスクに―、それ以前はVHSだった。資料として撮りためたVHSが500本ほどあり、どんな番組を録画したのかはすべてリストを作っているので、それらを観ようと思えばいつでも観れる。

問題は保管場所を食うことと、何よりも映像の劣化だ。そのために、現在、非常に容量の大きな外付けHDD(8Tバイト)を用意して、そちらにVHSを1本1本丸ごとダビングするようにしている。

古いものでは20年も前の録画なので、VHSのテープの劣化が始まっている。全体がダメになるというより、どうも、巻き始め・巻き戻したテープの端っこから数分分くらいの、空気に触れることが長かった部分に、横縞のような帯のような筋が入っているものがあることがわかる。

この劣化がこの後どれくらいのスピードで進むのかわからないが、とにかく、早くダビングをしておかないと、どんどんひどくなることは確実だ。

1日1本のダビングを行うとして約2年。まあ、朝事務所に来て、VHSのカセットをセットしてボタンを押すだけ、と言えばそれだけのことなのだが、ちょっと気の滅入る話ではある。

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