上田 昌文

メディア

TVの価値 ネイチャーもの

私は仕事柄、TVのドキュメンタリー番組をたくさん録画しているが、じつはそれを全部観ているわけではない。NPO活動に関連した調べごと、講演や講義のテーマに関連したものを、数本から10本まとめて一気に観る、という具合にしているのだが、当然、それ...
省察

「祈り」とは何だろうか

およそどのような宗教でも「祈り」は必ずあるように思われるが、どうだろうか?そして「祈り」とはいったい、どういう意味を持つ行為なのだろうか? キリスト教、イスラム教、ユダヤ教は唯一神に祈りを捧げる、代表的な有神論の宗教だ。この場合、祈りは神と...
科学

薬缶の物理学

最近、もう20年以上も使い込んだせいで、表面全体が黒くなってきた(徐々にホコリが付着して焼け焦げてこびり付いたからか?)小型の薬缶(やかん)を、買い替えた。 コーヒーやお茶を入れるのに使うお湯を沸かすわけだから、1リットルも入らないくらいの...
科学

生物センサー

ヒト以外のどんな動物も、ヒトにはない何らかの感覚を持っていて、その動物において観察できるある特定の行動が、その特異な感覚に由来すると判明している事例は、無数と言っていいほどある。しかし、「地震の予知」のことでわかるように、それらを人間が、例...
音楽

「子ども」を描いた3つのピアノの名曲

「子ども」を描いた名曲といえば何があるだろう? 誰でも知っている童謡やそのメロディーを使った変奏曲などは数多くある。「子守唄」は数え切れないほどの数になるだろう。 また、子ども(や動物の子ども)を主人公にした物語がオペラや劇になり、そこに素...
生活

電車内奇譚その5

「電車内奇譚」をアップしたその日に、まさか、新たな「奇譚」が生まれようとは思ってもみなかった。 なんとも嫌な世の中になってしまったな、という気がしてならない。 ラッシュ時もとっくに過ぎた時間に、事務所に向かうために、ある駅で地下鉄に乗った時...
生活

電車内奇譚その4

体操着から制服に着替える(女子高生集団)、けっこう混んできているのに平気で座席に身を横たえて爆睡する(20代とおぼしき男)、ランドセルを脇にデンと置き絵本を広げて読んでいる子どもに「ちょっとここ座るからどけて」というと恐ろしい目つきでこちら...
生活

電車内奇譚その3

うんと昔の学生時代のこと。都営三田線のある駅から歩いて10分ほどの所に下宿していた当時、市民運動関係で知り合った年上の男性に誘われて、同じ三田線の3つほど先の駅の近くに住む彼のお宅を訪ね、酒を酌み交わしながら深夜まで語り合うことがあった。1...
生活

電車内奇譚その2

市民科学研究室の事務所が文京区千駄木にあった頃の話。 私は原稿に締め切り間際に、始発の電車に乗って事務所に向かい、そこで一気に原稿を仕上げる、ということがよくある。関連する資料が事務所に揃っているし、始発の電車は空いているので、集中して草稿...
生活

電車内奇譚その1

私はどういうわけか、電車内でかなり珍しい出来事に遭遇することが多い。そのとっておきの(?)秘話をいくつか披露しよう。 つい最近の出来事。 京王線に乗っている時、車内放送で車掌の声が流れたが、いきなり、「この電車は止まらない」ときたから、驚い...