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電車内奇譚その4

体操着から制服に着替える(女子高生集団)、けっこう混んできているのに平気で座席に身を横たえて爆睡する(20代とおぼしき男)、ランドセルを脇にデンと置き絵本を広げて読んでいる子どもに「ちょっとここ座るからどけて」というと恐ろしい目つきでこちら...
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電車内奇譚その3

うんと昔の学生時代のこと。都営三田線のある駅から歩いて10分ほどの所に下宿していた当時、市民運動関係で知り合った年上の男性に誘われて、同じ三田線の3つほど先の駅の近くに住む彼のお宅を訪ね、酒を酌み交わしながら深夜まで語り合うことがあった。1...
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電車内奇譚その2

市民科学研究室の事務所が文京区千駄木にあった頃の話。 私は原稿に締め切り間際に、始発の電車に乗って事務所に向かい、そこで一気に原稿を仕上げる、ということがよくある。関連する資料が事務所に揃っているし、始発の電車は空いているので、集中して草稿...
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電車内奇譚その1

私はどういうわけか、電車内でかなり珍しい出来事に遭遇することが多い。そのとっておきの(?)秘話をいくつか披露しよう。 つい最近の出来事。 京王線に乗っている時、車内放送で車掌の声が流れたが、いきなり、「この電車は止まらない」ときたから、驚い...
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階段を降りるハト

動物の思いがけない動作を目にして心がときめく、ということがある。 単に「可愛い」「面白い」「珍しい」というだけでなく、「なぜこんな行動をとるのだろう」と思案し始めると、さまざまな疑問が尽きることなく湧き上がってきて、しばらくは他のことが考え...
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朝が好き、朝が大事(3)

皆さんは、朝に必ず意思的に実行する何か、を持っておられたりするだろうか。「ラジオ体操をする」「新聞を読む」「庭の植物の世話をする」「犬の散歩をする」「野菜ジュースを飲む」……。こうしたことを他人と語り合ったことはあるだろうか。私は起床して立...
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朝が好き、朝が大事(2)

私の朝は忙しい(と、まずは偉そうに言ってみる)。長年続いている午前4時の起床から始まって、「日課のメニュー」を怒涛のようにこなしていくのが習慣になっている。これは、自分だけの時間をなんとか1日数時間は確保したい、という気持ちが強いからだ。ま...
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朝が好き、朝が大事(1)

一日の移り行きは、四季の移り変わりと、どこか似たところがある―どれくらいの人がそう思っているのかはわからないが、私は、朝、昼、夕方、そして夜の時間帯に感じるものが、それぞれ春、夏、秋、冬の季節感に通じるものがあると思っている。4月の後半に自...
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月刊『文藝春秋』29冊超速読み

連休も終わろうとしていますが、皆さんは何か普段とは違った特別なことをなさったでしょうか? 私は、妹と母親に久しぶりに会ったことくらいかな……と思い返していたら、ひとつだけ偶然の特別な出来事があったので、それを記しておきます。 自分の住んでい...
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愛用の帽子が戻ってきた

あなたには、身につけるもので愛用のものが何かあるだろうか。一張羅の服、時計やメガネ、アクセサリーを挙げる人などいろいろいると思うが、私の場合は、帽子である。 これは6年前に、連れ合いが誕生日にプレゼントしてくれたもので、日差しの強い日には欠...