思い出話

交換日記のこと(5)

交換日記は1年弱で終わり、その後2人は廊下ですれ違えば、会釈はするけれど、話し込むことなどはしなくなった。二人が精一杯のきれいな小さな文字を手書きで記した、その交換日記のノートは、私の手元に残った。 私がAさんの死を知ったのは、今から15年...
音楽

クラシック音楽の楽しみ方・私説10か条

以前に、自分が講師を務めた講座で『音楽の科学』を取り上げたことがあります。参加者が少ないのは私は全然苦にならず(1人だけ、というのはさすがに困りますが)、今回の発表は私自身の長年多くの時間を費やしてきた事柄を自分なりに振り返る、大変よい機会...
思い出話

初キスの思い出(?)

自分が初めてキスをした(された)時のことを―もちろん好意を持った相手に対して(相手から)のものであるが―、人はどれくらい鮮明に覚えているものなのだろうか? おそらく、その時期もいろいろだろうし(思春期が一番多いのだろうか?)、記憶に残る鮮明...
NPO

点訳・音訳の世界にふれる

この9月に北九州市立点字図書館が主管となって開催する第38回九州視覚障害者情報提供施設大会(北九州大会)で講演する(9月12日)。九州各県で活動する点訳・音訳のボランティアの方々と施設職員が一堂に会して、研修と交流を深める機会に、立ち会わせ...
メディア

『オンラインカジノ 底知れぬ闇』を観て

NHKスペシャル「調査報道 新世紀 File4 オンラインカジノ 底知れぬ闇」(2024年6月29日放送)を観た。ある程度予想していたとはいえ、「人生の破滅」に至ったと思わないではいられない実在の人物に密着して語らせていることの生々しさに、...
メディア

VHSで撮りためたものを

市民科学研究室が市民科学研究室と名乗り始めた時期くらいから、テレビ番組の録画は「録画用CD」を用いるようになったと思うが―それがしばらくしてDVDに、さらに今はブルーレイディスクに―、それ以前はVHSだった。資料として撮りためたVHSが50...
NPO

『日経サイエンス』破損事件

長年購読してきた雑誌に、それの郵送に際して何かトラブルが起こるなど、想像したこともなかったが、先日、その「破損」事故が起こった。 市民科学研究室の郵便受けの受け口は、A4 の大きさの書類や雑誌であればそれを収めた封筒なら横長のサイズがギリギ...
言葉・日本語

恥ずかしい覚え間違い

字をひっくり返して読んでしまったり、別の読み方で勝手に読んでしまう悪い癖が、私にはある。自分のなかだけで収まっていればいいが、時に、その言葉を口にして恥をかくことがある。 韜晦(とうかい)を勝手にひっくり返して「かいとう」と覚えていて、昔、...
NPO

困った人たちからの寄贈本

世の中には、何らかの「自説」―学問的価値も世間への啓発的な効果も到底ありえないだろうと思える珍妙な説―を見知らぬ他人に聞いてほしくてしかたがない、と思える人、こちらから見れば「自己執着心・自己顕示欲」が過度に強いとしか思えない人が、一定数い...
言葉・日本語

業界用語の読み方

いわゆる業界用語には、門外漢には字面から意味を推測することが難しいものが多いように思うが、さらに輪をかけるようにやっかいなのが、そもそも読み方・発音がわからないものの少なくないことだ。 例えば以前、私は以下の発表を市民科学入門講座で行ったが...