音楽

音楽

クラシック音楽の楽しみ方・私説10か条

以前に、自分が講師を務めた講座で『音楽の科学』を取り上げたことがあります。参加者が少ないのは私は全然苦にならず(1人だけ、というのはさすがに困りますが)、今回の発表は私自身の長年多くの時間を費やしてきた事柄を自分なりに振り返る、大変よい機会...
文学

高田敏子の詩と三善晃の音楽

私の好きなラジオ番組の一つに、NHKFMの「ビバ!合唱」がある。 古い録音になるが、「合唱で聴く詩人の世界(11)~高田敏子」と題した回があった(2022年4月23日)。私は三善晃の合唱曲に長年ずっと親しんできたので、この詩人の名前はうんと...
音楽

「子ども」を描いた3つのピアノの名曲

「子ども」を描いた名曲といえば何があるだろう? 誰でも知っている童謡やそのメロディーを使った変奏曲などは数多くある。「子守唄」は数え切れないほどの数になるだろう。 また、子ども(や動物の子ども)を主人公にした物語がオペラや劇になり、そこに素...
音楽

上林裕子のフルート作品が素晴らしい

ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)を昨年から利用し始めて、それ以前の自分の音楽鑑賞のスタイルではおそらくなかなか出会えなかっただろう、作曲家、演奏家、ユニークな創りのアルバム、そしてすでになじみのある曲の清新な演奏……に、毎日の...
書物

カステルヌオーヴォ=テデスコを聴く

新譜として出た、カステルヌオーヴォ=テデスコの弦楽四重奏曲(全3曲)を聴いて、心がなごんだ。素朴でおだやかで、田舎の雑木林や田園のなかを自転車をこぎながら風に吹かれているような爽やかさがある。多くの人がそうであると思われるが、私もまた「ギタ...
音楽

クラ懇、出版記念パーティ

年に3回か4回クラシック音楽好きの仲間が市民研の事務所に集って、毎回テーマを決めて、それぞれが持参したCDやDVDを再生して、語り合う―そんな楽しい集いを「クラ懇」と称して、もう6年も続けている。コロナ禍の時期は1回しか開けなかったが、先日...
音楽

指揮者なしで第9

先ほど観終わって、大いに感激したNHKの番組を巡って。 ご覧になった方も多いと思いますが、「指揮者なしのオーケストラ 第9に挑む!」です。 TV画面での視聴という制約はあるものの、私がこれまで聴いた第9の最高の演奏、といえるものでした。 思...
音楽

三善晃没後10年の追悼コンサート

11月とは思えない強い日差しが照りつけるなか、4日(土)に南武線谷保駅から線路沿いに歩いて約10分のところにある国立市民芸術小ホールに赴きました。 このホールは保谷第四公園、国立市役所とひと連なりになっていて、コンサートの後は公園でくつろぐ...
音楽

「邦楽最前線」を聴いて

昨日会場に足を運んだ公演「邦楽最前線」が大変素晴らしかったので、その感想を記したいと思います。 私が邦楽にふれたのは、いわゆるクラシック音楽の分野の「現代音楽」の中に、邦楽器を使った曲があったりしたことや、作曲家の三木稔の作品がTVで演奏さ...