これは驚くべき活動である。圧倒された。
市民科学研究室がまさに2022年から2023年にかけてに実施した
「めざせ、子どもシェフ! 食と農のとびっきり体験」
のさらに先を行くものだ。
「園児が料理をし、お金も稼ぐ。想像の斜め上を行く子が育つ保育園」
私は今の教育(とりわけ初等教育)が全面的に大きく変わらなければ、日本に未来はない、とまで考えている者だが、「学びと教え」の根本に何が貫かれなければならないかを、ずっと考えてきた。現場から生まれる実践的で、子どもを生き生きとさせる思想(考え方)が必要なのだ。この保育園の試みは、まさにそのことにずばりと呼応する思想が立ち現れている。いろいろな分野から、この保育園の試みに共鳴する活動が次々に出てくることを願ってやまない。