本の話 魯迅と今の中国 中国の文学者である魯迅がもし生きていたら、今の中国をどう観て、どう語るだろうか。中国共産党は魯迅を「革命の聖人」と祭り上げてきたが、魯迅がそれを喜んで受け入れるとはとても思えない。権力や「正しい人」や奴隷的精神に魯迅ほど鋭い刃を向けた文学者... 2024.06.27 本の話
本の話 『全集 樋口一葉』を手にして もしあなたが日本の近代文学が好きで、古書店で安い値段で見つけたら、買っておくといいかな、と思える本の一つが、『全集 樋口一葉』という小学館の4巻本である(そのうちの3巻が小説と日記にあてられている)。文語文をすらすらと読めるようになるには、... 2024.06.27 本の話
本の話 開高健のエッセイ 最近、偶然に手にすることが続いたせいで、立て続けに開高健のエッセイ集と対談集を数冊読むこととなった。 大阪出身の著名な作家は何人もいるが、これほど、気取らず、鋭く、かつ多方面に渡って書きまくった作家は珍しいのではないか。同じ大阪人として、思... 2024.06.27 本の話
科学 吹き替えの仕事が世界から消える…… 次のサイトの映画の画面を再生して見てほしい。 Content localization with AI Dubbing どうだろう。AIでここまで来ているのか、と驚く方が多いのではないか。 少なくとも、私が多少はわかる英語、そしてそれより遥... 2024.06.26 科学
健康 ペットボトルの水に数万個のマイクロプラスチック 月に1回開いているオンラインでの「科学時事・科学論文を読む」で次の記事を取り上げた。 いま世界中で「ペットボトル飲料」を飲まない医師が続出している「衝撃の理由」皆さんはこの記事を読んで何を思い、どうこれからの行動を変えるだろうか? 元論文(... 2024.06.26 健康
生活 電車内でピアノ曲を暗譜する人 電車内「奇譚」ではなく「喜譚」と思える体験の話。 今日日比谷線に乗っている時に隣に座っている女性(40歳くらいか?)が楽譜を見ながら、ピアノの運指の練習をしていた。 片手で楽譜を持つのだから、もう一方の手の指を楽譜に合わせて動かすわけだが、... 2024.06.23 生活
グッズ スポンジの話 日常用品で一番汚れやすいのは何だろう。 目に見える汚れは、目に付いた時に洗い落とせばいいが、見た目には何ともないのに汚れている、つまり、雑菌がたくさん繁殖しているところは、見落としやすい。それが手に付いて思わぬ食中毒の原因になったりもする。... 2024.06.23 グッズ
教育 PC教育の必要性 昨日(6月22日)、この6月から始めた「土曜講座」の第4週目のメニュー「土曜講座Ⅳ 市民が活かす情報技術」と題した講座の第1回目を開催した。最初に、「自分がPCを使う上で、どんなことで困っているか(困ったことがあったか)」を尋ねると、6名の... 2024.06.23 教育
NPO 子どもを支える、地域の居場所 地域の人々が気軽に集って、初めて出会う人とも安心して話ができる―考えてみればそんな場所は、もう意識して作らない限り、少なくとも都会には見いだせなくなってしまったのかもしれない。大人はまだしも、自分の意思で「地域」以外に付き合いの幅を広げてい... 2024.06.21 NPO
書物 エッセイ・ルポ漫画の可能性 ふだん漫画を読まない人でも、漫画が物語・フィクション以外の領域で、単にイラストとしてでなく、いろいろな役割を担った表現手段になっていることは承知しているだろう。 かく言う私も、小学生の頃に手にして、今ではタイトルも出版社もまったく思い出せな... 2024.06.20 書物